全国高校サッカー選手権大会 岡山県予選決勝
昨日行われた。
全国的に有名でありその実績とともに名門の作陽高校。
対するは、初の岡山県予選決勝の舞台に上がった総社高校。
結果は、6−0で作陽高校の勝利。
名将野村監督には死角がなかったようである。
しかし、私はとりわけ個人の能力は、点差ほどの差は無かったと思う。
サッカーにおいては、3つのBが大切だと言われている。
●ボールコントロール
●ボディバランス
●ブレイン
全国から有能な選手が集まり、130名の中での競争を勝ち抜いてレギュラーとなっている作陽の選手と、小学生の時から地域のクラブチームでサッカーを続け、顔見知りも多い30名に満たない部員数の総社高校の選手。
ボールコントロールという点では見劣りはしなかった。
1対1の局面ではその均衡した実力がはっきりと見えた。
総社地域における、ゴールデンエイジ世代の子どもに対する育成方法が適正であると立証できる事だと思った。
S級コーチ資格を持ち専用のトレーニング室なども整備されている練習環境により
鍛え抜かれた作陽の選手たちは、総社高校の選手よりも、コンマ何秒かの差で動き出しが早い・コンマ何秒かの差で判断が早い、そのコンマ何秒かの差が11人分、80分間あった。
それが点差になって現れてしまったのではないかと思う。
解説の久常氏は、総社の監督は選手に「試合に学年など関係ない」と話していたと言っていた。
確かに試合をする上では学年など関係ない。
1年生であることを理由にしても何の言い訳にもならない。
しかし。
しかし、やはり1年と3年ではあらゆる部分で完成度が違う。
如実なのは、体力と持久力だろう。
これは私自身経験したことだ。
中学時代に県3位となった実績をもって同じ中学から高校へ5名が入学。弱小だった母校のサッカー部ではいずれもすぐレギュラーとなった。私を含めてその5名は少なからぬ自信があった。
「中学時代にあれほど鍛えられているのだから、そこそこ通用するだろう」と。
高校1年生のインターハイ県予選の予選である地区予選で、当時県ベスト4ほどの実力があったT工業と対戦。結果はなんと0−19というサッカーの試合とは思えないほどの大敗。
新1年5名のうち身体は小さかったもののずば抜けた身体能力を持っていた1人(ちなみに中3で50メートルを6秒2で走る奴)を除いては、ほぼプレーをさせてもらえなかった。
(中略)
それから1年半後の高校2年生の終りにあった新人戦では、県大会準決勝まで勝ち抜く実力がつき、インターハイ予選では、ダークホース的存在として作陽からもマークされるまでになったのである。
(結局作陽との対戦の前に油断からか負けてしまい、ベスト8にとどまったのだが)
その私の経験と比較すると総社高校の1年生はスゴイと思う。
そして試合中の堂々としたプレーぶりもあっぱれである。
高校世代は、技術的に飛躍的に伸びるわけではないと思うが、身体の強さが加わることによって技術を活かすことができるようになる3年間だと思う。
1・2年生で、終了のホイッスルが鳴るまで果敢に挑み続け、80分間全力を出し続けた総社高校のイレブンたち。私は彼らを誇りに思う。
そして作陽高校。
圧倒的なボールポゼッションであり、前半・後半それぞれの開始早々に2点づつ得点し、この試合を落とすことはまず考えられない状況になっても、緩めることなくアグレッシブなサッカーをやり、2点追加した。さらに試合終了までゴールを狙い続けていた。相手を甘くみない。舐めたようなプレーは一切しない。この事は総社高校に対する最大の敬意を表しているものだと思う。
まさに「王者にふさわしい」チームである。
全国でも活躍を期待したい。
そして総社高校の選手たち。この経験を活かし、来年の新人戦・インターハイ予選・そして選手権大会と旋風を引き起こすことを期待している。
君たちには、絶対に「できる!!」後半30分すぎからのミドルシュートとパスワークからの攻撃でのシュート2本は、GKが並レベルだったら入ってたよね・・・。惜しかった。
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